【ピッチャー必見】ピッチング動作の鍵は「股関節の機能」を引き出すこと!

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ピッチングの質を向上させるためには、繰り返しの投球練習に加えて柔軟性エクササイズやフィジカルトレーニングが必要です。

エクササイズ方法やトレーニング動画に関する情報は、いくらでも存在します。

なんとなく取り組んだ方法で上手くいくこともあるかもしれません。

しかし、その方法は継続的に取り組むことができていますか?

もし、目新しいものばかりに手を出している方は要注意です。

いくらいい方法が出回っていても、それがあなたに適していなければ意味がありません。

それよりも優先すべきことは、あなたの課題を明確にすることです。

その課題を把握できていなければ、間違った方法でしか鍛えることができません。

そこで今回は、ピッチャーの投球動作において最重要とされる「股関節の機能」についてまとめてみました。

投球フォームや動作に課題があるかなと感じる方はぜひ読み進めていただけると嬉しいです。

それでは早速始めていきます。

ひらし
ひらし

私は、野球経験9年、トレーナー歴5年の経験があるスポーツトレーナーです。

ピッチャーに必要な股関節の機能って?

ピッチャーは、投球時、全身の動きを利用してキャッチャーに向かってボールを投げ込みます。

ボールを投げるのは、肩や腕を使うため上半身の力が必要なことはイメージできますね。

しかし、もっと大事なポイントがあります。

それは、「股関節」です。

股関節は、ピッチャーが踏み出して体重移動を行い、ボールをリリースするまでの力の伝達役を担っている部位です。

そのため、股関節の機能が悪いと力が上手く伝わらず、力強いボールを投げられなくなってしまいます。

☑股関節の機能低下による影響

  • 柔軟性不足による「手投げ」
  • 筋力不足によるフォームの乱れ

股関節の機能が悪いと、投球に大きな影響を与えます。

ピッチャーの方は、あなたのフォームを動画で撮影し、以下の2つのポイントをチェックしてみましょう。

柔軟性不足による「手投げ」

投球フォームを見直す前に柔軟性の確保をすることが最優先です。

股関節の柔軟性が不足すると、体重移動が上手くできず「手投げ」のフォームになってしまいます。

股関節の柔軟性が不足するということは、可動域が狭い中で投球を行う必要があります。

狭い可動域の中で体重移動を行おうとすると、力づくで体重移動を行うため、無駄な入ってしまいます。

筋力不足によるフォームの乱れ

筋力不足だと、投球時の踏ん張りが効かず、フォームが乱れてしまいます。

軽い力で投げる分は問題ないかもしれません。

しかし、強いボールを投げようとするとその分の筋力が必要になります。

普段からフィジカルトレーニングに取り組んでいない選手は、力を発揮することができずフォームは乱れてしまいます。

ピッチャーに必要な股関節の機能「股関節外転筋」

投球時にいわゆる「手投げ」のような投げ方になっている選手は、股関節外転筋力が弱い可能性があります。

股関節外転筋とは、足を外に開く動作を行う筋肉です。

☑股関節外転筋が弱いと・・・

  • コントロールが乱れる
  • ステップ幅が小さくなる

逆に股関節外転筋力がしっかりと働くことで・・・

投球時にバッター方向へ移動し始める段階で骨盤の安定とステップ幅の増大に繋がります。

骨盤が安定しステップ幅が増大することで、フォームの安定や体重移動をスムーズに行うことができます。

そのためには、日頃から柔軟性エクササイズで可動域を広げ、その可動域での筋力トレーニングを並行して行うことが大切です。

目新しいものばかりに手を出すのではなく、自分に必要なことを取り入れる思考を持つことがパフォーマンスアップの鍵となります。

股関節外転筋を鍛えるエクササイズ

軸脚が不安定な選手は上記のエクササイズはぜひ取り入れるべきです。

必要なエクササイズを取り入れることで効率よくパフォーマンスを高めることができます。

ピッチャーに必要な股関節の機能「踏み込み足」

踏み込み足は、接地以降にバッター方向へと移動しようとする身体に「ブレーキをかける」だけではなく、下半身から体幹へ力を伝える役割も担っています。

「下半身から体幹へ力を伝える」ためには、踏み込み足の接地の仕方がポイントになります。

踏み込み足を若干内側に向けて接地することで、下半身から体幹へ力を伝えやすくなります。

踏み込み足のつま先を内側に向ける

股関節の機能がテーマですが、股関節以外の部位の働きも股関節の機能に影響を与えます。

視野を広げて股関節の働きを理解しておく必要があります。

ただし、ステップする際に注意するべきポイントが2つあります。

☑ステップ時に気をつけるべき2つのポイント

  • 過度なインステップ
  • 過度なアウトステップ

基本的には、踏み込み足のつま先をやや内側に向けて接地します。

しかし、その踏み込みは意外と難しいものです。

よくあるステップのミスを2つ挙げましたので、ひとつずつチェックしてみましょう。

ピッチャーのステップで気をつけるべきポイント「過度なインステップ」

過度なインステップは、踏み込んで体重移動する際に股関節の回旋を妨げます。

その結果、下半身から体幹上部や上肢にうまく力を伝えることができなくなってしまいます。

過度なインステップ

中には、インステップのほうが良いボールを投げられる選手もいます。

しかし、かなり少数派ですので、基本的には意図的にインステップにはしない方が良いです。

ピッチャーのステップで気をつけるべきポイント「過度なアウトステップ」

股関節の過度な回旋によるアウトステップは、骨盤の開きを早くし下半身からのエネルギーを分散させてしまう可能性があります。

エネルギーが分散すると、コントロールの乱れや球速の減少が起きてしまいます。

10の力で思い切り投げても、7しか力が伝わらない場合が多いです。

それよりもフォームの安定を意識して真っすぐな踏み出しをした方が力が伝わりやすくコントロールも安定しやすいです。

過度なアウトステップ

ピッチャーに必要な股関節の機能と体幹の回旋速度

骨盤と体幹上部の回旋速度は球速に影響を及ぼすことが分かっています。

プロの投手は投球側に比べて非投球側の外側腹筋群が有意に肥大しています。

右投げの投手の場合、左側への捻じり動作が行われるため、左側の外側腹筋群が発達しています。

ピッチャーは同じ動作の繰り返しになります。

そのため、筋力に左右差があるのは当然のことなので驚かないように頭に入れておきましょう。

ピッチャーに必要な股関節の機能と投球障害

踏み込み足が接地した後に、踏み込み足の股関節には大きな地面反力や回旋に伴う剪断力が発生します。

そのため、それらの力に対応するフィジカルトレーニングや障害予防対策は必須です。

踏み込み足を接地して踏ん張る力が弱いと、いわゆる「手投げ」のような状態を助長させてしまいます。

また、それだけでなく、下半身から上半身への力の伝達がうまくできず脊柱や肩関節へのストレスを増大させてしまう可能性もあります

その結果、分離症骨端線離開といったケガを発症する可能性があるため十分に注意しましょう。

補足ではありますが、投球数が増加すると疲労度が蓄積するため、球数を投げるごとに上半身の力に頼ってしまいます。

その状態で投球を続けると、気づかないうちに肩関節へのストレスが増加し障害を誘発する恐れがあります。

少しでも異常を感じたら早めに投球を中断することが大切です。

分離症や骨端線離開などについて詳しく知りたい方は野球医学の本をおすすめします。

野球医学はこちら

まとめ

ピッチャーにとって股関節の機能を理解し引き出すことはパフォーマンスを高めるためには不可欠です。

そのためには、まず、股関節にはどんな機能や役割があるかを知っておく必要があります。

小手先の技術だけをみにつけても、それが自分に合っていなければ意味がありません。

何となくフォームだけいじっていても、根本の原因が「柔軟性」や「身体の使い方」である場合、身体へかかるストレスが増大してケガを発症するリスクが高まります。

特に、成長期の子どもさんの場合、身体が出来上がっていないためできるだけ身体へかかるストレスを減らすことがポイントになります。

身体へのストレスを減らすためには、「フォームの見直し」や「柔軟性の確保」「フィジカルトレーニング」といったさまざまな要素のポイントをチェックすることが大切です。

まずは、ピッチャーに必要な股関節の機能や役割をしっかりと理解してパフォーマンスを高めていきましょう。

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