野球の練習で行う遠投によるケガのリスク考えていますか?

練習,トレーニング

遠投は、野球の練習でほぼすべての選手が行ったことのある練習ではないでしょうか。

私自身、小学校から高校まで野球をしていましたが、どのチームに所属していても当たり前のように行われていました。

そのため、野球の練習には不可欠な練習だと思い込んでいました。

多くの方が、私と同じように感じているはずです。

しかし、遠投はなんのために行うかを明確に説明できますか?

多くの場合、「肩を強くするため」「腕の振りを覚えるため」といったような何となく正解と言えるような答えが返ってくると思います。

「肩を強くするため」という考えを持つ選手は非常に多いです。

その目的の大まかなポイントは間違っていないと思います。

しかし、全ての選手が同じようない距離で同じような軌道で遠投を続けていても大丈夫でしょうか?

なんだかややこしくなってきましたね。

今回、私がお伝えしたいことは、みんながやってきたことだから当たり前のようにしなければならないという固定観念を見直す機会を作りたかったからです。

遠投という練習ひとつをとっても、やり方や適正に応じて内容や目的は全く変わってきます。

間違った練習をしてしまうとケガのリスクも高まります。

そのため、今回、遠投について治療家目線で考えをまとめさせていただきましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

それでは早速始めていきます。

野球の練習で行う遠投の目的を明確にできていますか?

遠投は、野球の練習に不可欠な練習といっても過言ではありません。

しかしながら、遠投を行うことで肩を痛める選手がいるということは事実です。

その理由は、個々の選手に適した方法で取り組めていないからです。

例えば、体重が10kg違う2人の小学6年生が同じ距離の遠投を30球行うとします。

この時、肩や肘に負担がかかりやすいのはどちらの選手でしょうか?

答えは、体重が10kg軽い選手です。

体重が大きな選手のほうが力があるため、しっかりとしたボールを投げることができます。

しかし、体重が10kg軽い選手は、足りない筋力を補うために、フォームを崩して無理やり投げようとしてしまいます。

せっかくいい練習であったとしても、チーム全体で行うことが大切だと決めつけてしまうとケガをする選手が出てくる可能性があります。

まずは、遠投を行う目的を明確にすることがケガなく野球を頑張るためのスタートとなります。

野球の練習で行う遠投の目的

☑野球の練習で行う遠投の目的

  • 肩を強くする
  • 腕をしっかり振る練習をする
  • 長い距離でのコントロールを身につける
  • ボールの軌道を確認する

野球の練習で遠投を行う際は、目的意識を明確にしておくことが大切です。

意味のある練習をしなければ上手くなるわけありませんよね?

先に述べた遠投の目的リストは、選手の課題内容に合わせて使い分けても良いです。

目的のある練習をすることで、遠投をする際にポイントを意識して取り組むことができます。

また、意味のある練習にもなるため、無駄のない効率的な練習になります。

野球の練習で行う遠投のリスク

☑野球の練習で行う遠投のリスク

  • リトルリーガー肩
  • 野球肘
  • 上腕骨骨端線離開
  • 腱板損傷

遠投は、明確な目的を持ち選手に適したレベルで行わなければケガのリスクが高まります。

先に挙げたケガの中には、一度発症すると再発のリスクが高まるものばかりです。

特に、成長期の段階で大きなケガをしてしまうと、その語の成長に影響を与えたりフォームの乱れに繋がってしまいます。

こうしたリスクを回避するためにも、遠投によるケガのリスクに対する意識付けをしておくことが大切です。

体つきが違う選手が、同じように遠い距離でボールを投げると肩や肘にかかる負担は変わります。

身体が小さく細い選手は筋力が弱いため肩や肘にかかる負担が大きくなります。

その証拠に、治療に来られる肩や肘をケガした患者さまの多くは身体が小さく細い選手が非常に多いです。

そうした選手に闇雲に遠投をさせるのはケガをするために遠投をしているということにもなりかねません。

体格が違う選手が同じくらいの距離で投げようとするのは非常に危険なので、肩や肘の負担を軽減させたうえでのキャッチボールを取り入れるべきです。

小学生や中学生は骨や筋肉の成長が未発達なので、遠投に関しては慎重に取り組むべきです。

6~7割くらいの力でフォームを意識して投げられるくらいの距離を上限に取り組むことでケガのリスクを大きく減少させることが可能です。

野球の練習で遠投をしすぎてケガをしてしまったら・・・

いくら気をつけて練習をしていてもケガをすることはあるかもしれません。

プロの選手でさえも、常にケガと隣り合わせの状態で試合に臨んでいます。

もし、ケガをしてしまったときには、原因を明確にして対策をとることが大切です。

以下に、遠投のやりすぎでケガをしてしまった選手に向けた対策をまとめてみました。

ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。

遠投のしすぎでケガをした時の対策「生活習慣を見直す」

結局のところ、ケガをする選手は自己管理ができていない場合が多いです。

食事を中心とした生活習慣を見直すことで、強くケガをしにくい身体を作っていくことができます。

特に、成長期の子どもさんの場合、朝・昼・晩の三食はもちろんですが、運動前後の補食を取り入れて栄養をしっかりと補給することが大切です。

常にエネルギー全開であれば、ケガのリスクを減少させることができます。

そうはいっても身体が小さく細い選手は、三食の食事すらしっかり食べられていないこともあると思います。

栄養が不足すると当然、筋肉はつきにくくなります。

そのような選手は、遠投をする前にバランスの良い食事を心がけ習慣化することが先決です。

米を食べれば身体が大きくなると思っている方も多いですが、米だけを大量に食べても身体は大きくなりません。

食べたものを一度に吸収できる量は限られているので、無理やり食べると栄養吸収の効率が悪いばかりか内臓に負担をかけてしまうたやめましょう。

「プロテインを飲んだら大きくなりますかね?」と質問を頂くこともあります。

プロテインは不足分を補うため取り入れるのはアリですが、基本の三食の食事が摂れていないならまずはそこを見直すべきです。

プロテインに関して詳しく知りたいという方は、こちら⇓をご覧ください。

≫https://inakaegao0214.com/%e9%87%8e%e7%90%83%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%81%8c%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%92%e8%ba%ab%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%91%e3%82%8b%e3%81%9f/yakyusuki

どうしても嫌いなものがあるなら違う食べもので代用することもできますし、朝が弱くて食べられないなら早起きして散歩して内臓を起こしてから食事を摂るなどの工夫をすれば良いです。

ケガが予防できたり力がついて結果的に強いボールが投げられるようになるなら、食事を中心とした生活習慣から見直すことから始めてみるのはいかがでしょうか?

遠投のしすぎでケガをした時の対策「フォームを意識して投げる」

遠い距離を投げる前に安定したフォームで投げられる距離で遠投を行うことが大切です。

いくら遠くにボールを投げられたとしても、コントロールが悪ければ実戦のパフォーマンスには繋がりません。

肩や肘を痛める選手の多くは、遠投で力任せに投げることが原因である場合が多いです。

地肩を強くして遠くに投げられるようにしたい気持ちは分かりますが、ケガをしてしまっては元も子もありません。

フォームが安定すればコントロールも安定してくるので、フォームの安定を最優先に考えて少しずつ距離を伸ばしていく方が安全かつ効率的です。

「ストレッチ&トレーニング」

柔軟性を確保し、その可動域の中で身体をコントロールするトレーニングを行うことで、パフォーマンスは向上します。

柔軟性が不足していると動かせる範囲が限定されるため、スムーズに身体を使うことができません。

その場合は、投げ方だけを修正しようとせず、根本の原因に目を向けることが大切です。

柔軟性が不足していれば、ブリッジできれいなアーチを作ったり、部位別にストレッチをするなどの対策が必要です。

課題に合わせてストレッチやトレーニングを使い分けることが大切です。

まとめ

野球の練習に遠投は効果的な練習です。

しかし、リスク管理やおしたり目的意識を明確にしなければケガのリスクが高まります。

選手個々の能力や課題に合わせて距離感や方法を工夫して、意味のある練習にすることが大切です。

正しい努力を積み重ねれば、結果は必ずついてくる!!!

コメント

  1. […] […]

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